(窒化,軟窒化等の)化合物層深さ/(窒化,軟窒化等の)拡散層深さ
金属製品熱処理用語の”品質・試験”に分類されている用語のうち、『(窒化,軟窒化等の)化合物層深さ』、『(窒化,軟窒化等の)拡散層深さ』のJIS規格における定義その他について。
鉄鋼及び非鉄金属からなる機械部品、ジグ、工具、金型などの金属製品の熱処理に関する主な用語として、金属製品熱処理用語(JIS B 6905)において、”品質・試験”に分類されている用語には、以下の、『(窒化,軟窒化等の)化合物層深さ』、『(窒化,軟窒化等の)拡散層深さ』などの用語が定義されています。
金属製品熱処理用語(JIS B 6905)
⇒【品質・試験】
分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験
番号: 5325
用語: (窒化,軟窒化等の)化合物層深さ
定義:
窒化、軟窒化などをしたとき、窒化物・炭化物・炭窒化物などを主体とする層の表面からの深さ(21)。
注(21)
JIS G 0562、JIS G 0563 参照。(※1)
対応英語(参考):
compound layer depth of nitriding,
white layer depth of nitriding
分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験
番号: 5327
用語: (窒化,軟窒化等の)拡散層深さ
定義:
窒化、軟窒化などをしたとき、化合物層を除いた窒素・炭素などの拡散(※2)が認められる層の深さ(21)。
注(21)
JIS G 0562、JIS G 0563 参照。(※1)
対応英語(参考):
diffusion zone depth of nitriding
(※1)
JIS G 0562、JIS G 0563 は、以下のJIS規格になります。
JIS G 0562
鉄鋼の窒化層深さ測定方法
JIS G 0563
鉄鋼の窒化層表面硬さ測定方法
(※2)
拡散(拡散処理)とは、物質を構成している原子が熱エネルギーによって移動する現象のことです。