表面硬さ/(窒化層)表面硬さ/硬化層
金属製品熱処理用語の”品質・試験”に分類されている用語のうち、『表面硬さ』、『(窒化層)表面硬さ』、『硬化層』のJIS規格における定義その他について。
鉄鋼及び非鉄金属からなる機械部品、ジグ、工具、金型などの金属製品の熱処理に関する主な用語として、金属製品熱処理用語(JIS B 6905)において、”品質・試験”に分類されている用語には、以下の、『表面硬さ』、『(窒化層)表面硬さ』、『硬化層』などの用語が定義されています。
金属製品熱処理用語(JIS B 6905)
⇒【品質・試験】
分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験
番号: 5111
用語: 表面硬さ
定義:
金属製品表面の熱処理後又は熱処理前などの硬さ。
対応英語(参考):
surface hardness
分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験
番号: 5115
用語: (窒化層)表面硬さ
定義:
金属製品の窒化、軟窒化、酸窒化などを行った後の窒化層表面の硬さ(15)。
注(15)
JIS G 0563 参照。
備考:
窒化層深さに対応して、ビッカース表面硬さ、ヌープ表面硬さ、ロックウェルスーパーフィシャル15N表面硬さ及びショア表面硬さがある。
対応英語(参考):
surface hardness of nitrided case
分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験
番号: 5118
用語: 硬化層
定義:
焼入れで硬化した層又は表面硬化したときの硬化した層。
対応英語(参考):
quench-hardness case,
quenched case,
quench-hardened layer
(※1)
JIS G 0563 は、以下のJIS規格になります。
JIS G 0563
鉄鋼の窒化層表面硬さ測定方法
この規格では、鉄鋼の窒化及び軟窒化加工などによる窒化層の表面硬さを測定する方法について規定されています。