高エネルギー熱処理/高周波熱処理
金属製品熱処理用語の”高エネルギー熱処理”に分類されている用語のうち、『高エネルギー熱処理』、『高周波熱処理』のJIS規格における定義その他について。
鉄鋼及び非鉄金属からなる機械部品、ジグ、工具、金型などの金属製品の熱処理に関する主な用語として、金属製品熱処理用語(JIS B 6905)において、”高エネルギー熱処理”に分類されている用語には、以下の、『高エネルギー熱処理』、『高周波熱処理』などの用語が定義されています。
金属製品熱処理用語(JIS B 6905)
⇒【高エネルギー熱処理】
分類: 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理
番号: 3111
用語: 高エネルギー熱処理
定義:
高密度エネルギーによって、加熱して行う熱処理の総称。
備考:
高周波熱処理、電子ビーム熱処理、レーザ熱処理、プラズマ熱処理、炎熱処理(フレーム熱処理)などがある。(※1)
対応英語(参考):
high energy heat treatment
分類: 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理
番号: 3211
用語: 高周波熱処理
定義:
高周波誘導加熱を用いる熱処理の総称。
対応英語(参考):
induction heat treatment
(※1)
電子ビーム熱処理、レーザ熱処理、プラズマ熱処理、炎熱処理(フレーム熱処理)については、以下の通りです。
【電子ビーム熱処理】
電子ビーム加熱を用いる熱処理の総称。
【レーザ熱処理】
レーザ加熱を用いる熱処理の総称。
【プラズマ熱処理】
減圧したガス雰囲気中で、陰極とした金属製品と、陽極との間に生じるグロー放電によるプラズマを用いた熱処理の総称。
【炎熱処理(フレーム熱処理)】
炎で直接加熱して行う熱処理の総称。