炎熱処理／炎焼入れ／炎焼なまし
金属製品熱処理用語の”高エネルギー熱処理”に分類されている用語のうち、『炎熱処理』、『炎焼入れ』、『炎焼なまし』のJIS規格における定義その他について。
鉄鋼及び非鉄金属からなる機械部品、ジグ、工具、金型などの金属製品の熱処理に関する主な用語として、金属製品熱処理用語（JIS B 6905）において、”高エネルギー熱処理”に分類されている用語には、以下の、『炎熱処理』、『炎焼入れ』、『炎焼なまし』などの用語が定義されています。
金属製品熱処理用語（JIS B 6905）
⇒【高エネルギー熱処理】
分類： 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理
番号： 3641
用語： 炎熱処理（ほのおねつしょり）
定義：
炎で直接加熱して行う熱処理の総称。
備考：
フレーム熱処理ともいう。
対応英語（参考）：
flame heat treatment
分類： 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理
番号： 3643
用語： 炎焼入れ（※1）
定義：
炎で直接加熱して行う焼入れ（2）。
注（2）
JIS G 0201 参照。
備考：
フレーム焼入れともいう。
対応英語（参考）：
flame hardening
分類： 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理
番号： 3645
用語： 炎焼なまし
定義：
炎で直接加熱して行う焼なまし。
備考：
フレーム焼なましともいう。
対応英語（参考）：
flame annealing
（※1）
炎焼入れは、熱源が炎である表面硬化処理の一種であり、主に鉄鋼の任意の表面を焼入れする場合などに用いられます。